レンジャー 森の働き者 タマゴタケ
「秋」には様々な楽しみ方があります。食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋。 私は断然食欲の秋派です。
秋の味覚といえばキノコ。 日本には数千種のキノコが存在し、その中で食べられるキノコは、わずか100種類ほどです。
数少ない食べられるキノコ、このユニークな見かけのタマゴタケも、そのうちの一つです。
このタマゴタケをはじめとしたキノコたちには、食べられる以外に重要な役割があります。 枯れ木や枯れ葉、動物のフンや死骸を土に返すもの、木の根っこと繋がって栄養を やり取りしたり、土の中の病原菌から木を守ったりして、成長を助けるもの。
このように、キノコがいるおかげで、豊かな土が作られ、木が成長し、森が成り立つのです。 味覚でも視覚でも楽しませてくれるキノコ。 今日も森のどこかで、せっせと豊かな森を作っています。 キノコを見つけたら、「今日もがんばれ！」と応援してあげてください。
レンジャー 鈴木