センター周辺の森に暮らす小さな動物『ヤマネ』。
冬になると毛玉のように丸くなり、
体温を0℃近くまで下げたまま半年間眠り続けます。
基本的には一度寝たら春まで眠り続けるヤマネ。
いったい森のどこで眠っているのでしょう?
以前、ヤマネに小さな発信器をつけて森に放し、
冬眠場所を調べたことがあります。
そうしたら落ち葉を除けた土のちょっと下
(写真では背中が見えています)、
芯がぼろぼろの太い立枯れ木の中、
時には遊歩道のチップの下で眠っていたこともあります!
知らない間に踏んでいるかもしれません…
なぜこの場所を選んだのか?
地中の温度を測ったところ、なんと0℃付近でほぼ一定でした!
ヤマネは周りの温度に合わせて体温を微調整するので、
低温で安定する地面の下は理想の環境だったのですね。
意外と身近な場所で冬眠しているヤマネ。
活動を再開するのは5月頃になります。
どこにいるかなぁ~なんて想像しながら
森を歩いてみるのもまた楽しいかもしれません♪
レンジャー 岩渕
