八ヶ岳環境と文化のむら
スポット地区

八ヶ岳自然ふれあいセンターが立地する八ヶ岳南麓は
八ヶ岳ののびやかな裾野に広がる森林や農地
深い渓谷を形成する河川や湧水など
地域固有の景観や自然環境が残されています

「八ヶ岳環境と文化のむら」は
この八ヶ岳南麓の豊かな自然をはじめ
地域の歴史や文化とのふれあいエリアとして整備され
中心施設である八ヶ岳自然ふれあいセンターと
北杜市内に点在する11のスポット地区で構成されています

  • 水と風切りの里(高根町)
  • 清流と飛瀑の里(高根町)
  • 星空・青空集いの里(高根町)
  • 体験農場と清流の谷(大泉町・長坂町)
  • 泉ライン名水と野鳥の里(大泉町)
  • トチとミズナラと歴史の里(大泉町)
  • オオムラサキの里(長坂町)
  • ふるさと歴史公園(小淵沢町)
  • すずらん池と水辺の里(小淵沢町)
  • 大滝名水と緑の里(小淵沢町)
  • 馬場の里(小淵沢町)

スポット地区をめぐるフットパス

てくてく八ヶ岳バナー

センターでは
スポット地区を歩いて楽しむプログラム
てくてく八ヶ岳
~スポット地区をめぐるフットパス~

を年数回開催しています

スポット地区の紹介

水と風切りの里(高根町

◆大滝

山梨と長野の県境を流れる大門川にかかる滝

◆八ヶ岳おろしと風切り

冬に吹く冷たく強い風「八ヶ岳おろし」から集落や農作物を守るアカマツの防風林「風切り」

◆三社参り

この地域では終戦頃まで、晴天祈願の「日吉神社」、雨乞い祈願の「八ヶ岳権現社」、 暴風雨除け祈願の「風の三郎社」、三つの社に参って、気候の安定を願ったそうです

大滝
大滝

清流と飛瀑の里(高根町

◆宮司の滝

山梨と長野の県境を流れる大門川にかかる滝

巨岩の間を三段になって流れ落ちていますが見えるのは二段まで

滝までは大門川にかかる平沢橋から川沿いに歩くこと15分

渓谷美を楽しめますが険しく細い道が続くので通行には十分ご注意ください

宮司の滝
宮司の滝

星空・青空集いの里(高根町)

◆山梨県立八ヶ岳少年自然の家

八ヶ岳少年自然の家は、子どもたちが野外活動や集団宿泊生活を通して、心身ともにたくましく、そして心豊かに成長することを目的につくられた教育施設です

団体向けに、冒険ハイク、野外炊事、プラネタリウム、キャンプファイヤー、クラフトなど様々なプログラムが用意されています

敷地の中には「野草の丘」と呼ばれる八ヶ岳や富士山が眺められる広大な丘があります

写真提供:山梨県立八ヶ岳少年自然の家

施設のご利用は直接八ヶ岳少年自然の家にお問合せください

体験農場と清流の谷(大泉町)

◆山梨県立八ヶ岳牧場(天女山分場)

標高1,200~1,700m、開牧以来約100年の歴史がある牧場

現在は主に乳牛の受託放牧を行っています

◆川俣川東沢渓谷

八ヶ岳を水源とする川俣川、このうち東沢は特に深いV字谷を形成しています

渓谷沿いの遊歩道からは八ヶ岳の溶岩が冷えて固まったときにできた板状節理(平らな板のような規則的な割れ目)がみられます

泉ライン名水と野鳥の里(大泉町)

◆八ヶ岳南麓高原湧水群

三分一湧水、女取湧水など標高1,000m付近に多く点在する湧水群は、日本名水百選に認定されています

三分一湧水は、湧出口に三角の石柱が置かれ、水が三分割され下流の村々に流れる仕組みになっています

◆棒道

戦国時代、武田信玄が信濃を攻めるための軍用道路として整備したといわれています

八ヶ岳南麓をまっすぐ棒のように通じていることから「棒道」と呼ばれています

三分一湧水
三分一湧水
棒道に残る観音像

トチとミズナラと歴史の里(大泉町)

◆谷戸城跡

八ヶ岳の山体崩壊でできた「流れ山」の上に築かれた山城

平安時代に逸見清光が築城したといわれ、清光の二男・武田信義は後の武田氏の礎となります

◆金生遺跡

縄文時代の後~晩期の遺跡

多くの石を集めた遺構や出土品から、ここで祭祀・祭礼が行われていたと考えられいます

金生遺跡

ムラサキの里(長坂町)

◆北杜市オオムラサキセンター

北杜市長坂町は全国でも有数の国蝶オオムラサキの生息地として知られています

オオムラサキセンターはオオムラサキの保全活動や環境教育の拠点で

国内外の昆虫標本が展示されているほか、オオムラサキの生態観察施設も備えています

観察会などの体験プログラムも充実しています

国蝶オオムラサキ
国蝶オオムラサキ
オオムラサキ自然公園
(水車小屋)
オオムラサキ自然公園(水車小屋)

ふるさと歴史公園(長坂町・小淵沢町)

◆北杜市郷土資料館

復元した古民家や写真や映像などで高度経済成長期以前のこの地域の生活を紹介しています

◆旧平田家住宅

江戸時代中期の建築とされる、茅葺・入母屋造りの大きな住宅が修復・移築され、現在まで保存されています

旧平田家住宅

すずらん池と水辺の里(小淵沢町)

◆すずらん池

周辺にスズランが群生していたことからその名が付けられた周囲400mのため池

◆井詰湧水

樹齢500年ともいわれるモミの大木の根元を源とする別名「モミの木湧水」

モミの大木(井詰湧水)

大滝名水と緑の里(小淵沢町)

◆大滝湧水

大滝神社境内から湧き出る水

三分一湧水などとともに「八ヶ岳南麓高原湧水群」の一つとして日本名水百選に認定されています

◆八反歩堰

湧水と田畑を結ぶ用水路(堰)に沿って遊歩道が整備されています

のどかな田園風景とその先に広がる南アルプスの眺めを楽しみながら散策できます

大滝湧水
大滝湧水
八反歩堰からの眺め
八反歩堰からの眺め

馬場の里(小淵沢町)

◆笹尾累跡

古来より、この地域は馬の産地として知られていました

武田信玄が軍用馬を育成したことで馬場の里とも呼ばれています

八ヶ岳の山崩れによってできた七里岩という台地の上には、戦国時代、武田氏によって諏訪からの侵攻に備えて土塁や空堀が築かれました

現在は城山公園として整備されています