2025年度・春 あなたは想像がつく?和名の由来

4月下旬頃、清里ではある植物の花が咲き始めます。
その植物は「ヒトリシズカ 一人静」という名前です。
名前だけを聞いても、花の姿は想像しにくいですよね?

ヒトリシズカは、人目の少ない森林や湿った場所に
自生する姿が美しく、万葉集や古事記などにも登場する植物です。

茎高は15~25cmと低く、
たくさんの白い小花の集まりを付けるため、
小さなブラシのようです。

和名の由来は、鎌倉時代の静御前(しずかごぜん)の舞い姿に
ちなんで名づけられたと言われています。

植物はそれぞれ花の形や性質、人物の名前や物語、
様々な理由で名前が付けられています。

名前の由来を調べてみると、
「姿かたちにぴったり!」
「そんな理由で・・ 」
「変えたほうが良いのでは?」などなど
新たな発見や興味がわいてきます。

ぜひ植物の名前を覚えるだけでなく、
その和名の由来を調べてみてくださいね!

レンジャー 柳