日当たりの良い場所に、キレイな紫や白の花を咲かせるウツボグサ。
乾燥させたものが漢方の利尿薬として昔は盛んに利用されていて、
昔から身近な植物だったことが伺えます。
ウツボグサという名前は、魚類のウツボではなく、
矢を入れて腰にぶら下げる“うつぼ”に似ているところから
この名がついたと言われていますが、
わたしには小さい花ひとつひとつが唇に見え、
いくつも密集して生えるその有様は
まるで合唱隊のように目に映り、
今にも歌が聞こえてくるんじゃないかと思ったりします。
皆さんはウツボグサの花、何にみえますか?
ぜひウツボグサを見つけたら、
その小さく可憐でキュートな花をじっくりと
観察してみてください。
レンジャー 岡野