この時期センターの周りを歩いていると、地面にぺったりと張り付き、重ならないように葉っぱを伸ばす、何ともかわいらしい姿をしている植物を見ることができます。
葉を放射状に広げ、地面にぴったり張り付いた形状は、バラの花に似ていることから「ロゼット(バラの花)」と呼ばれています。
ロゼットは冷たい風をよけ、できるだけ日の光を浴び、春に伸びるための大事な根や芽を寒さや乾燥から守っています。
そして春になると、種から芽を出す植物よりも先に成長することができると言われています。
一見かわいらしいロゼットですが、こんな戦略があったとは驚きです。植物を知れば知るほど、したたかに生きている植物の世界にどんどんと引き込まれていきます。私も植物を見習って、戦略的に生きていかなくてはと思う今日この頃です。
レンジャー 岡野