空が作る芸術 夕立の雲
夏の風物詩といえば、いろいろなものが浮かび上がると思いますが、清里の夏といえば「夕立」も忘れてはいけません。
夕立は、夏の午後に突然降る大雨のこと。
午前中に暖められた空気が、水蒸気とともに上昇し、 上空の冷たい空気によって冷やされ、積乱雲を作って大雨を降らせます。
標高約1400mの山間にある清里では、雲ができやすく、高い頻度で夕立がやってきます。
この夕立がやってくる前の雲が、私にはとても魅力的に映ります。
黒や紫色のような怪しげな色、雷を鳴り響かせ、今にも襲われてしまいそうな迫力から、 自然が持つ底知れないパワーが伝わってきます。
一瞬しか出会うことのできない夏の風物詩です。
レンジャー 鈴木