2024年・秋「秋に色づく赤トンボ」

「♪夕焼け小焼けの赤トンボ」と歌われているように、
日本人には馴染み深い赤トンボ。
しかし赤トンボは、はじめから赤い訳ではないのです。

羽化してから夏を過ごしている間の赤トンボはまだ黄色っぽく、
秋が近づく8月下旬~9月頃、
繁殖の準備ができると赤色になります。
それもオスの方がより赤くなる部分が多く、
メスはオレンジ色や黄色の部分が目立つ種類が多いです。
色変わりする理由としては、
トンボに色の認識能力があり、オス・メスの見分けや
オスの縄張り争いに役立っているといわれています。

そんな赤トンボの多くは、
アキアカネに代表されるような
アカネ属というグループのトンボで、
清里高原でも色々なアカネが見られます。
なかには羽の模様まで色変わりする種類も!

皆さんもぜひ、身近な赤トンボを通して
季節の移り変わりを感じてみてくださいね。

レンジャー 古岩